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被災した悲しみや苦しみを乗り越えバスツアーを企画

公開日: : 最終更新日:2013/11/01 コラム


 2013年度の高卒の就職率が1ポイント上昇し、95.8%となり20年ぶりの高水準となりました。特に東日本大震災で被災した東北3県の、高卒の就職率がいずれも前年を上回りました。文部科学省の調査で岩手県の高卒の就職率が97.9%で前年と比べると0.1ポイントの増加で、宮城県も98.5%で1.4ポイントの増加で福島県は98.5%で1.2ポイントの増加でした。

 そんな福島県のいわき市に住む8人の高校生が、被災の影響で観光客が減少してしまった地元を盛り上げようと、大手旅行代理店の「HIS」の協力でバスツアーを企画しました。この8人の高校生たちは、昨年の夏にソフトバンクが被災した東北の高校生300人をアメリカへ、約3週間の短期留学に招待したときのメンバーでした。

 彼らはアメリカで地域貢献やリーダーシップをテーマに学び、その経験を生かしたいと、帰国した後にHISに、彼らがバスツアーに添乗し「被災した時の体験を話しながら、観光客と交流したい」という企画を持ちかけ、HISが承諾し実現しました。東日本大震災では親を亡くしたり、知人や友人を亡くした高校生も大勢います。

 そんな高校生たちが、自分たちの悲しみや苦しみを乗り越え、地元の復興のためになにか役に立ちことをしたい、というこの思いの詰まった企画は、多くの人の励ましとなるはずです。人生にはある日、突然のように理不尽なことが起きたりしますが、私たちはそれを乗り越えて前に進むしかありません。

 高卒の方もこれから社会人としていろいろと辛いこともあるかもしれませんが、そんな時は福島県の高校生たちのことを思い出してそれを乗り越えてください。

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