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細く長く勤める忍耐

公開日: : 最終更新日:2013/11/01 コラム

最近は就職難は珍しい事では無く誰もが大変さを認めております。昔は高校を卒業すれば集団就職の手配を担当の教員がしてくれまし。その頃は誰でも(成績に関係なく)就職出来た良き時代でしたので勉強よりも就職を有利に進める意味で部活をするのが当たり前でした。

現在は工業高校や商業高校などの職業に直結する高校への進学は減っている傾向にあり普通科の方へ進学をシフトさせております。その理由は7・5・3現象で如実に分かる通り中卒の7割、高卒の5割大卒の3割は一年以内に会社を辞めてしまうからです。

例えば工業高校電気化を卒業し1種電工の資格を生かして就職をしても余程の大手企業でない限りはほとんどが使い捨て状態が現状です。中小企業程度の電気設備会社では先輩社員の手元を手伝い程度を体験した後は即戦力として現場で仕事をすることになります。

大手企業と違い今でも中小企業では手を取り足取り教えてるよりも見て覚えろ先輩の仕事ぶりを盗んで覚えろ式ですから2~3ヵ月もすれば一人前扱いを受けます。同期入社の人は少ないので職場の人間関係は全て年上社員という所はざらにあります。

大手企業であれば同期社員が何人も入社しますから友達も出来やすいし悩み相談もできますから社内のムードもいいのですが、中小企業では周りは年上社員しかいませんのでどうしても仲間意識に乏しくなり、昔の工業高校仲間と連絡を取り合い近況を聞きあうことで今の自分の職場環境との違いに愕然としたり優越感を持ったりするのです。

そうしますと5割の高校卒者は一年以内に会社を辞めることになるのです。その比率は大手企業と中小企業では当然違いがありますが中小企業を辞めた人の次の転職先も同じような企業文化を持った会社が多いので同じ思いをします。

常に自分と周りの人を比較しながら自分の境遇が下だと思う人は上を目指そうとしますが転職するしないの前に鈍感力を身に着けた人は意外と転職をしないようです。あまり周りの左右されないマイペース型の鈍感人間の方が結局は細く長く勤めて退職を迎えたという話は良く聞く話ですが・・・・経済的には不安は無かったかもしれませんがこれで後悔しなかった人生だったと言う話も聞きません。

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