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水産加工・食料品製造が最も求人需要あり

公開日: : コラム

 2011年3月11日、東北地方を襲った巨大地震の復興が急がれる中、その被災地の一つである宮城県の高卒者の来春の内定率がおよそ82%(前年同期比およそ10ポイント上昇)に達したと報道されました。これは2008年9月期に発生し多くの企業を苦境に追い込んだリーマンショック以前の頃よりも高い数値です。この上昇は復興需要が大きな要因となっています。

 業種別では水産加工関連の食料品製造業の求人に対するニーズが最も高率となり、前年同期比でおよそ72%もの高い伸び率を示しています。この業界は、太平洋に面した宮城県にあって多大な被災に遭った主要な業界のひとつです。この業界からの求人が目覚ましい伸びを示しているということは、大きな被災の爪痕から確実に復興へと向っている証として、とても嬉しいことです。

 次いで瓦礫処理や全壊・半壊家屋の解体・撤去・修繕・改築、そして新築や物流路や生活道路の修繕等が急務となっていることから建設業の求人がおよそ1,000人(前年同期比でおよそ34%上昇)、更にもっとも高い求人の上昇率を示したのは、卸・小売業のおよそ1,070人で、 こちらは82.1%上昇という数値が公表されています。建設業の活況は、“完成するまで”の有期的な雇用が多いと思われますが、その他の分野での正社員や非正規を含めた雇用は長い将来に亘る生活基盤の維持・安定・向上に貢献するものとして、特に好ましい姿だと思っています。この流れの中で繁栄が繁栄を呼び、被災以前の頃よりにぎわいのある都市や街づくりができますことを祈るばかりです。

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